小島基成の全てのチューニングをポジティブに

小島基成のブログ。

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基成ラヂヲ 其の三 「速度制限の果てに」

銀河鉄道という曲の詩を書いたのは、今から5年程前のことで。
その頃、ぼくはまだノルマでライブをしていて、どうやったらこの地獄の季節から抜け出せるんだと、悩みに悩んで、考えに考え抜いた先に辿り着いたのが、
「ノルマなんて関係の無いぐらいに動員があるか」

「ノルマなんてかけるのが憚られるぐらいに格好良いか」
の二択で。
ノルマが10枚だろうが20枚だろうが、それ以上のお客さんが来るのであれば、全く問題なく、後はバック率の交渉になるわけで、これは極めて健全な運営側との付き合い方だと思う。
問題はそうじゃない場合。
お客さんは呼べない。けれど、ライブはしたい。出来れば、なるべく良い条件で。
格好良くなるしかないんだろうなぁと思っていたし、格好良くなるしかないんだろうなぁと思っている。
ぶっちぎりに。運営側も感動してしまうぐらいに、圧倒的に。
そうしたら、情熱のあるハコ、イベンターなら必ず応えてくれるし、応えてくれないのであれば、どちらかだろうと。
すなわち、その運営側が終わっているか、俺達がクソみたいなライブしかしていないか。
ポイントオブノーリターンという曲の詩を去年書いた。
期せずして銀河鉄道という詩の続きみたいになったなぁと個人的には思っているのだけれど、今はおかげさまでどうにかギャラでライブをしているし、チャージバックを貰っているし、ノルマなんてそういえば久しく言われていなく、その代わり本当に必要とされている時にしか呼ばれなくなった。
そして、そのライブは段々と減ってきている。
これは仕方が無い。音楽家なんて、極言してしまえば人気商売なんだから、人気がなくなれば仕事がなくなって、後は趣味でやるか、潔く看板を下ろすか。
原因はいくつかある。ひとつひとつ改善する努力はする。そんなものは当然なこととして。けれど、魂を売るぐらいなら死ぬ。または死ぬぐらいなら魂を売る。もとい、頭を下げて舌を出す。なんでもいいんだけれど、精々後から振り返って悔いの残らない選択を。
そういえば、昔詩人の先輩に「ノルマをかけられているうちは本当のオファーじゃない」というようなことを言われたような記憶がある。その時は何言うてんねん、現場も知らんくせに、と反発していたけれど、今思えばそれはある種の真実で。
 「ああやったら、こうやったら売れる?アホか、格好良かったら勝手に売れんねん」
っていう詩をポエトリーリーディングという新曲の中で書いた。
本当にそう思っているし、それが真実だとも思っている。
けれど、果たして、自分の思う「ホンマに格好良い」はあっているのか、という懐疑は常に持ち続けていきたいなぁとは思う。
俺は絶対に格好良いという確信と、いや、果たして本当にそうか?という振れ幅の中に本当の意味での良い表現があるような気がしているので。
これから、風呂に入って、ストレッチして、練習して、寝る。明日は朝から労働。
やるべきことをやって、次の日へ。
出来なかった日は、反省して次の日へ。
一日一日。
石の上にも3年。

継続は力なり。

かなり真実だと気づいた今日この頃。
答え合わせは、また現場で。

では。
  
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  1. 2017/11/12(日) 22:41:48|
  2. 基成ラヂオ
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雨音は世界の一番高い場所から

初めて自分のライブ録音を聴いた時、スピーカーから聴こえてきているその声が、普段耳から聞こえている自分の声とあまりにも違っていたので、ショックを受けて、赤面して、もんどりうって、弾けた。
そして、そのスパークは、初めて自分のライブ動画を見た時に頂点に達して。
自分で認識していたパフォーマンスと、画面の中で繰り広げられているソレとがかけ離れ過ぎていて、みっともなくて、滑稽で。
けれど、他者から見えていたのはどうしようもなくこのライブな訳で、そりゃ客はこないし、ノルマは払わなければいけないし、すんません、清算の時に偉そうなことばっかり言って、すんません。
産まれてからこのかた、ずっと鏡を見ながら生きてきた。
自分の顔を認識する方法は基本的に鏡だし、それについて、その鏡に映っている自分の顔について、疑ってみたこともなかった。けれど、よく考えてみると、鏡というのは自分の顔を反転させて映している。
ということは、自分は自分の顔を反転させて認識しているということで、これは考えようによってはかなり危ない。
自己認識と他者からの見え方。
そこの差異に怪物は潜むものだし、それが大きければ大きいほど、まずい。

表現をしていると、自己の内面と向き合う時間が否応なしに増えていく。
というか、向き合わざるを得ない。
どの引き出しを開けるか。
どの部屋に入って、どこを掘り進めるか。
その時に手がかりになるのが、自分の持ち札と、他者からの見え方。
自分の中から発掘してきたものを相手にぶつけて返ってきた反応が、どれだけ予想とずれているか。
その差異がどこに由来しているのか。
自分の根っこ近くにある性質Aが、外に出ていく過程でBと交わりCに変化し、相手が受けとる時には相手の性質Dと融合してEになる。
それがFとして自分に返ってくるとき。
その時にぼくがそれを
 「あぁそうか。このFは俺のAのことか」
と、どれだけ翻訳することができるか。
もしくは理解することができるか。(勿論、Aには環境因子A1と遺伝要素A2が含まれていて、そのA1やA2にもそれぞれA♭やA♯が関わってきているのだけれど、そこまで言い出すと際限がなくなるのでここまで)
 
ぼくが今目指しているのは、それらを全部辿りきった後に一瞬だけ訪れる問答無用の言語化できないアレを、言語として留めること。
それが叶ったときにはえー曲ができるのやけれど、中々に難しい。
多分なんだけれど、感動というものをいくつ見つけてくることができるか、それにつきるのだと思う。
自分のみつけてきた感動をつなぎ合わせて、合わせて、どこの入り口からでも、ゴールである静寂のような場所へ。
その場所が寂静や涅槃、慈悲や愛と呼ばれる場所ならば、ぼくはそれを励みに歩んでゆけるのだけれども。
 
どちらが本当の自分なんだろうか。
鏡を見ているとたまにそのことを思う。
ぼくの場合、顔の左右非対称具合がひどいので、そういう意味でもどちらがより真実の自分に近いのだろうか、と惑うし、前述した、鏡に映っている自分と他者から見えている自分という意味合いに於いても、どちらがより本当の自分なんだろうか、って。
どちらも自分、もしくは、その非対称性を超えていく。
超えた先に癒合した超サイヤ人的な自分。
超人≓仏≓神≓無≓空。
一元論。
ここまできてまた最初に戻って、どちらがより本当の自分なんだろうかって。
陰と陽。
二元論がずっと頭の中で鳴っている。
きっと、「どちらか」ではなく、「どちらも」。
となると多元論。
 
迷いが多いなぁ。
今夜も。

雨音が世界の一番高い場所から落ちてくる。
  1. 2017/10/15(日) 18:08:18|
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「基成ラヂヲ」

「基成ラヂヲ」

この前のbon-sanとのミーティングで、

「毎週日曜日に何かするというのを徹底しようか。今のムシケに一番足りてないのは継続性やから、かっこわらい。」
というのを話して、その場で決まったのが

①第一日曜日にムシケラジオをup
②第二日曜日に基成がブログをup
③第三日曜日にbon-sanがbon-san timeをup
④第四日曜日にムシケの新曲をup
⑤第五日曜日は休み

というもの。
その流れの一環として、今、ぼくがこうしてこの文章を。

①はそのまま
②はあとで
③はbon-sanがなんかするのでお楽しみに
④はとにかくスピーディーにラフでも作りかけでもなんでもいいので、曲をあげようかい
⑤・・・・

と。


基成ラジオというのをやっていたのです。
村上春樹の村上ラジオに触発されて、毎週水曜日にブログを書き続けるというそれを、今調べたら計34回。
2012年~2013年にかけてやから、24歳とかそれぐらいの時に。
あの時は色々あって、言うなれば一つのターニングポイントというやつで、ステージをひとつ上に上げるために色々と努力していかなあかんなと決意した時期で、継続して何か物事をやっていかなあかんな、という時期で、うわ凄い。今と似ているわ。

あれから随分とたくさんの物事があって。

けれど、まぁまたこうして何かを書けるというのは素晴らしいことです。

そして、何かを変えなければいけない、と思った時期に、何かを継続して行わなければいけないと思った時期に、またこうしてブログを定期的に書こうと決意したのも、何かのあれなんでしょう。
そう。あれよあれ。

というわけで、これから毎月第二日曜日は基成ラジオと題してブログをupするので、よろしくお願いします。
とりあえず、年内いっぱい続けばええなぁーと個人的には思っております。
いかんせん継続性がない人間なもんで、それがあかんなぁとは思っているのですが、なんにせよ自信がないもので、こっそりと始め、ひっそりと続いていければ、と、ここまで書いてみて、まてよ、まさかなぁ、と思って前回の基成ラジオの第1回目を読み返して見ると同じようなことを書いてました(笑)

駄目だこりゃ。

4年も経てばちょっとはマシになるかとおもいきや、人間の本性というものは中々に変えられないみたいです。
いやはや。

しかも今回はウィークリーやなく、マンスリー。
やのに気弱な宣言からなんて。
いやはや。

気長に頑張ってくので、よろしくお願いします。

  1. 2017/09/10(日) 23:39:17|
  2. 基成ラヂオ
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基成ラジオ 其の三十四「蒸し暑さの中から最終回を」

 明日、すごくすごくお久しぶりに、京都三条Voxhallさんでライブをさせて貰います。
 二年ぶりぐらいかなぁ。
 一時期は月に三、四本とかライブをやらせていただいていて、ぼくの中ではそれこそ主戦場でした。
 初めてライブをやらせていただいたのもVoxhallさんだし、挫折も高揚も二日酔いも泥酔も本当に色々なことを経験させていただいたライブハウスで。
 
 ここ最近思うのは、二巡目ということ。
 
 どんなハコさんでも良いのだけれど、一回ライブをさせていただいて、気に入って下さって、何回かライブに出させていただけるようになって、ライブを重ねて、しているウチにどちらかが、んー、なんか、んーとなって、しばらく出演させて貰えない、出演しない、ということが、まぁ、それなりにはあるのだと。
 Voxhallさんの場合は完全にぼくの力不足で、Voxhallさんの方が、んー、なんか、んーとなって、お誘いされなくなって、個人的には少し凹んでいたのですが、ここに来て一回チャンスを与えて貰えるようになって。
 
 受験生のような気分で頑張ってこようと思います。
 
 勿論、出来る事は普段と同じなのだけれども、それでも、心なし普段より、ちょっとだけ、あくまでもちょっとだけ、気合いが入りまくっています(笑)
 思えば当時Voxhallさんでブッキングマネージャーをしていたchoriさんに「それやったら一回ライブやってみいひん」とお声がけして貰ったのが、ぼくのライブ始まり。
 あれから随分といろんなことがあったけど、チハル、どうしてだか、君の詩だけないんだ・・・もとい、あれから随分といろんなことがあったのだけれど、ぼくは今一体どの辺にいるのだろうかって、それを確かめに行ってきます。
 恐ろしさ半分、ワクワク半分。
 モケーレムベンベとも久しぶりに対バン。
 良い夜の一翼を担えるように、精一杯頑張ってきます。

 と、ここまで書いてきて、いくつかご報告を。
 
 一つ目。
 YouTubeに小島基成&SATの新しいライブ動画が上がっております。
 
 ①銀河鉄道(2013/3/1in大分県日田市日田市中央公民館)
 http://youtu.be/w1WZID1CUaQ
 ②アクチュアリティーのない夜に(同上)
 http://youtu.be/aPEAL34Mkls

 
 どちらも神保彰さんの前座を務めさせていただいた時のもの。
 見てやって、良ければ宣伝してやって、もらえれば嬉しいです。
 
 二つ目。
 小島基成&SATの新しいシングルが六月から発売になります。
 ジャケットが届きました。

やさし夜、それから、あたたかい朝、表


 良い作品になったと自負しています。
 今のところライブ会場限定発売になるのですが、有り難いことに、取り扱ってもええよーとおっしゃって下さっているお店がチラホラと出てきていますので、お言葉に甘えて置かせていただこうと思っております。
 が、それらも当分先のお話。
 とりあえずはライブ会場でしっかりと売っていこうかなぁと。
 一枚目のシングルと同じように、YouTubeに一曲upできたらなぁと考えています。
 それも近いうちにご報告出来ればなぁと。
 
 三つ目。
 ダラダラと続いて来ました基成ラジオ、これにてヒトマズ最終回になります。
 毎回拍手のボタンを押して下さっていたアナタ。
 名前も顔を知らないのだけれど、ありがとうございました。
 正直、アナタの拍手がなかったらここまで続きませんでした。
 励みにさせていただいてました。
 本当にありがとうございます。
 本当にありがとうございました。
 
 名前も顔も分からないのだけれど、一回このラジヲをサボった時にお叱りのコメントを残して下さったアナタ。
 引き締まりました。
 叱って下さっているうちが華だとおもっとります。
 お返しできたかはわからないんだけれども、精一杯やりました。
 また、サボったら怒って貰えれば幸いです。
 ありがとうございました。
 本当にありがとうございます。
 
 最後に、これを読んでいただいているアナタ。
 また逢いましょう。
 出来ればライブ会場で。
 ついぞ、「基成ラジヲいつも楽しく読ませて貰ってます!」という奇特な方には出逢わなかったのだけれど、それが本当に心残りなのだけれど、努力不足だった、ということで、次への宿題にしておきます。
 いつか高みで逢えればいいですね。
 その時まではしばしのお別れっということで、お付き合い本当に本当にありがとうございました。 
 
 これからもどうか小島基成をご贔屓に。
 応援の程よろしくお願いします。

 
 2013/5/29 曇り。
 自宅にて。
 小島基成



PS.
 にしてもムシ暑い。
  1. 2013/05/29(水) 16:17:51|
  2. 基成ラヂオ
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基成ラジオ 其の三十三「あひるの空を読みながら」

 あひるの空にはまっとります。
 ぼくの中ではスラムダンクに迫る勢い。
 あくまでも、迫る勢い、だけれども、それで言わんとするところはなんとなく察してもらえれば、と。
 3月のライオンの中で、羽海野チカが
 
 「信じれば夢は叶う。それは多分本当だ。但し一文が抜けている。信じて”努力を続ければ”夢は叶う。これが正解だ。さらに言えば信じて、他のどのライバルよりも1時間長く、毎日努力を続けていれば、ある程度迄の夢はかなりの確率で叶う」
 
 と書いてました(※句読点はぼく)。
 あひるの空の主題の一つ(あくまでも一つ)もそこら辺にあるのではないのかなぁと思って。
 あひるの空の中で、主人公達のチームは負ける。時にそれは残酷なまでにあっさりと。ぼくは思う。あんなに努力したのに、と。
 でもまぁ、時にそれが現実なのです、と自分に言い聞かし、また、自分を省みる。
 誰よりも努力することは不可能で。
 誰がどれくらい努力しているのかなんて結局の所分かりっこないので。
 けれど、自分に言い聞かすことは可能です。
 俺は誰よりも努力しているつもりだ、って。
 究極の所、一秒でも早く、一秒でも長く、走り続けるしかないのだなぁと。
 
 あひるの空を読みながら。

 坂道は続くけれど、それがいいんかもな、と最近は思っています。
 
 自分の足で登っている、この実感は何にも増して、力になります。

 なんて。
 
  1. 2013/05/22(水) 18:46:04|
  2. 基成ラヂオ
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